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就活生に知って欲しい採用面接での資格アピール方法を人事担当が伝授

資格取得を目指す方へ

就活のために資格があった方が得なのは分かったけど、エントリーシートの資格欄に書くこと以外で良いことが思い浮かばないよ、本当に就活で良いことあるのかな、誰か教えてくれないかな、など思っていませんか?

この先をお読みいただければ、そのような思いをされている方々が、取得した資格を就活で生かすための方法を理解できると思います。

私は「社労士」資格を取得している人事担当者です。

ここでは「就活時に資格を生かす」という題目に対して、実際に会社で新卒採用業務に携わる私が回答を示しています。

自分自身の就活が成功している未来をイメージしながら、前を向いて進んでいきましょう!

取得した資格を就活で生かす方法

以前に、資格は就活において、他者との差別化を図ることで有利になると説明しました。

まだお読みになっていない方は、まずは以下の記事を先にお読みください。

キーワードはこれでしたね。

資格を持っている人 ⇒ 継続的な努力が出来る人

ただ資格欄に取得した資格を書くだけよりも、「継続的な努力ができる人」であることを、採用面接でアピールすることが大切となってきます。

事前準備

では、採用面接でどのようにアピールするのが有効かを説明します。

まずは資格取得時の以下項目を整理しましょう。

  • 動機:なぜ、その資格を取得したのか
  • 目的:何のため、取得しようと考えたのか
  • 手段:どうやって、それを達成させたのか
  • 取得後:何か変化があったか。今後それをどうしていくのか

これら4つの項目をそれぞれ上げていけば、おのずと資格を取得したことをエピソードとして、ストーリー作りすることが出来ると思います。

ストーリー作り

動機や目的などが整理できれば、話す内容を纏めることが出来るはずです。

ここではTOEICを例に挙げてみます。

  • 動機:大学の研究で英語の論文を読むことが多くなり、今のままではダメだと考え英語の勉強に力を入れ始めた。以前にTOEICを受けたことがあったが酷い点数だったので、点数を上げようと考えた
  • 目的:TOEICは、定期的な受験が可能で自分自身の実力が分かり易いし、まずは500点を目指して頑張ってみようと思った。
  • 手段:本を購入して自宅で繰り返し勉強。大学への通学が電車で1時間半かかるため電車内ではリスニングを。研究で忙しい中でも必ず1時間は勉強時間を確保した。結果500点を達成。
  • 取得後:英語の論文を抵抗感なく読めるようになった。会話はまだまだなので、仲の良い留学生にも教えてもらう。次は600点を目指して準備中

こんな感じで「元ネタ」が作成できます。これをもっと肉付けしていけば、採用面接で話ができる引き出しがどんどん増えてくると思います。

なお、この元ネタは可能な限り「前向きな」話になるようにしなければいけません。

NG例

こんな感じでは受けが悪くなること、分かりますよね。

  • 動機:大学の授業の一環でTOEICを受験する必要があり、周りもみんな受けているので、とりあえず勉強を始めた。
  • 目的:もともと英語は苦手ではなかったので、勉強が苦になることはなく、ひとまず500点を目指して頑張ってみようと思った。
  • 手段:本を購入して自宅で繰り返し勉強。大学への通学が電車で1時間半かかるため電車内ではリスニングを。研究で忙しい中でも必ず1時間は勉強時間を確保した。結果500点を達成。
  • 取得後:問題なく単位も取得できてよかった。会話も日常会話程度ならばできるので問題ない。次は今のところ予定がない

HINTの方から手段の部分は変えてないのですが、NGの方には主体性を感じないと思います。採用面接の会話の中で、このような後ろ向きなニュアンスというものは、実はとてもよく伝わってしまいます。

言い方ひとつで印象が変わる

もちろんですが、先にあげたHINTの方が「頑張ってやりとげた感」があって良いです。動機・目的を前向きに捉えた結果、500点を達成したというストーリーとなっているからです。

やり方や結果が同じであったとしても、TOEICをどのように捉えて結果を出したのかという部分を上手に整理すれば、とても印象が良いものになります。

そして今後も継続してスコアを上げていくということを宣言すれば、TOEICを単なるスコアの上昇だけのものとせず、「自分は継続努力ができる人間です」というアピールに繋げることが可能です。

このことは、何も資格取得の話に限らず、その会社への志望動機や自分自身が頑張ってきたことなど、面接の対策をする上で重要なことなので、ぜひ応用してみましょう。「引き出し」をいっぱい作っておくことが大事です。

まとめ

いかがでしたでしょうか。

ここではTOEICを例にして話を進めてきましたが、ITパスポートや基本情報技術者試験など、他の資格取得においても同様のことが言えます。

抑えておきたいこと
  • 資格の取得は就活を有利に進められる
  • エントリーシートの資格欄への記入で満足しない
  • 資格取得の際のエピソードを洗い出す
  • ストーリー化して面接時の引き出しの1つとする

これを実践できれば、採用面接で堂々と自分の言葉で話ができるネタの1つを手に入れることが出来ます。ぜひ参考にしてみてください。

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