いよいよ社労士資格試験の実施日が近づいてきました。準備万端でもやっぱり当日に不安がある方、最終的な仕上げに不満のある方、とりあえず今回は受けてみて来年に繋げたい方、様々だと思いますが、皆さん試験当日に全力を出し切りたいですよね?
この先をお読みいただければ、そのような思いをされている方々が、試験当日に万全の態勢で挑むための準備と気持ちの整理ができると思います。
私は「社労士」資格を取得している人事担当者です。
ここでは「社労士試験直前の過ごし方」について、私の経験や見解を交えながら、皆さんが理解しやすい内容としてご紹介いたします。
自分が資格を取得した未来をイメージしながら、前を向いて進んでいきましょう!
社労士試験直前にこれをやっちゃダメ!
まずは、これは避けるべきことから紹介します。
連日の徹夜
「まだ全部覚えきれてない」という不安から、特に真面目な方の場合は、徹夜してでも詰め込んでやろうと睡眠時間を削ってしまいます。
これは逆効果だと思います。
この時期では今から覚えられることに限界がありますので、新しいことを覚えるより、むしろ分かっていることをしっかりと定着させた方が良いと思います。
そういう意味では、直前には問題集で繰り返し問題を解くことで、分かっていることを間違いなくアウトプットする、知識を定着させるという勉強が最適です。
今までより勉強時間を増やす
最終追い込みをかけようと、従来よりも勉強時間を増やして頑張ってしまうことがあると思います。
これもリズムの問題でよろしくないでしょう。そうでなくても一杯勉強してきたので、これ以上勉強時間を増やしても、脳や体に疲労を溜めこんでしまう原因になってしまうかもしれません。
夜型のままでいる
夜(夜中)に勉強している方が多いと思います。会社への出社時間もコロナ禍でフレックス利用などが多くなっているため、生活リズムが夜型になっている方も多いでしょう。
社労士試験は午前・午後と長丁場です。会場へ向かう時間を計算に入れると、それなりな早起きが必要となると思います。
試験当日に万全な体調とするためにも、後ほど説明する脳の活性化のためにも、生活リズムを朝型に変えておくべきです。
試験当日に全力を出し切るコツは?
基本的には、やってはいけないことの逆をやるべきです。
疲労を残さない
もうこの時期ですと、がむしゃらに勉強するということはせず、体調を整えることを優先すべきです。
社労士の勉強以外の例を出して説明します。私が東京マラソンに出場した時の経験談です。
42.195㎞を走るのが初めてだったので、大会直前になればなるほど沢山走っておかなければいけないと思っていましたが、本やネットなどで練習メニューを調べたところ、そうではありませんでした。
練習メニューの中身はどうでもいいのですが、分かって欲しいのは2~3か月前にハードな練習を課して、直前~1か月前は調整程度の練習をすることが推奨されていることです。
つまり、直前には疲労を残さないことが大切とされています。結果、私は想定通りのタイムで何とか完走出来ました。
社労士試験も、ある意味で過酷な耐久レースのようなものです。夏の猛暑の時期と重なりますし、栄養と睡眠を充分に摂って、疲労を残さずに試験当日を迎えることをおすすめします。
朝型にする
脳のことを調べてみましたが、人間の脳が完全に働くのは起床後3時間程度経過してからだそうです。 試験の直前になっても疲れたまま夜遅くまで勉強してしまうと、脳も疲れてしまい、思ったほどはかどらないとのこと。
生活リズムを朝型に直し、早寝早起きを心掛けましょう。充分に睡眠を摂った状態の脳で試験当日を迎える方が、よい効果があることは間違いなさそうです。
朝型にすると良いことは、これだけ多くあるようです。
- 朝起きてから3時間後が脳のゴールデンタイム
- 朝の太陽の光を浴びて体内時計がリセットされる
- 朝は仕事効率が高い
自信を持つ
これは根拠のない根性論かもしれませんが、最後は「自分はできる」と思い込むことです。
「自分が合格しないはずがない」「大丈夫だ何とかなる」「やってやるぞ」など自分を奮い立たせる気持ちのスイッチを入れて当日を迎えてください。
やるだけのことはやったという状況ならば、前向きになれるはずです。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
試験直前で焦ってしまい、やみくもに睡眠時間を削って勉強に時間をかけ過ぎるのは、逆効果です。
- 連日の徹夜
- 今までより勉強時間を増やす
- 夜型のままでいる
むしろ、生活リズムや体調を整えることを優先すべきです。
- 疲労を残さない
- 朝方にする
- 自信を持つ
社労士試験では、合格のボーダーライン上にいる人がほとんどだと思います。
当日のちょっとした運、例えば分からない問題が出てきて悩み選んだ選択肢が、たまたま合っているとか、そんなこともある訳です。
運を手繰り寄せるためにも、前向きに、今まで苦労してやってきたことを信じましょう。
良い結果が出ることを祈ってます!
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