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社労士の資格は通信講座でも一発合格できる|私の合格体験記

社労士

実際に資格を取得した人はどんなふうに勉強していたのか、知りたいと思いませんか?

私は「社労士」資格を取得している人事担当者です。

ここでは、私が社労士の資格に合格した際の、きっかけや勉強期間・時間・方法などの体験談をお伝えします。

当時の取り組みや気持ちなどをなるべく具体的に、都合の良いことばかりではなく悪いところも含めて書きますので、これが皆さんの参考になれば幸いです。

社労士資格の合格体験記

きっかけ

私は「転職」を想定して、社労士の資格を取得しようと思いました。

以前に働いていた会社は、社会人になりたての私に、会社で働くとはどういうことなのかを一から教えてくれました。とても感謝しています。

しかし、今後も長く働いていける会社かと考えると、そうではないだろうと判断したことがきっかけです。

私は文系の大学卒で、これまで会社で経験したことは営業部門、支店スタッフ、総務部門でした。

それらの中では労務管理的な仕事に最も興味があったため、総務人事部門で転職を考えました。

私が総務人事部門で転職時にアピールできることは何だろうか。給与体系を整備再構築した経験はありましたが、これだけで通用するかは疑問。もともと口達者な方ではないこともあり、それならば目に見える形として「資格」を取ろうと。

総務人事部門で最強の資格といえば、もちろん社労士です。

勉強手段

生涯学習のユーキャンで勉強しました。これオンリーです。

独学はいくら何でも厳しい。スクール通いは費用的に辛い。この時点で通信教育しかないのですが、以前にユーキャンで資格を取得した経験があったため、迷いはありませんでした。

申込手続きを行うと、以下の教材が自宅に届きます。新品のテキストなどを見て「いよいよ始まる」と身が引き締まる思いがします。

  • テキスト 10冊(労基法、安衛法、労災法、雇用保険法、徴収法、労務管理他一般常識、健康保険法、国民年金法、厚生年金保険法、社会保険他一般常識)
  • 問題集 2冊
  • 過去の試験問題

なお、これら教材とは別に、ユーキャンが主催する「全国統一直前模擬試験」を受けました。

別途費用が掛かりますが、これはやっておいた方が良いと思います。

勉強期間

7月に開始して、翌年8月の試験を受けました。

ユーキャン社労士講座の標準学習期間は「7か月」とされているのですが、開始時に試験まで1年1か月あったのは、復習や知識定着に時間を当てることが出来たので良かったと思います。

基本はユーキャンが示す標準学習期間に従い、年内にはすべてのテキストを終了させる工程を計画しました。下表のようなイメージです。

項目7月8月9月10月11月12月1月2月3月4月5月6月7月8月
テキスト
課題提出
テキスト
(復習)
過去問題集
試験対策
本番

毎日の勉強時間、場所

平日は3時間程度、休日は5時間程度でした。

場所は自宅、通勤電車の中、外出先。図書館などの外部施設は移動時間がもったいないので、利用していません。

平日の勉強は、基本的に時間を決めて。休日はこの通りできない時もありましたが、そんな時は平日の勉強時間を増やすなどで調整していました。

平日
  • 通勤時:30分×2往復(乗り換えの都合でほぼ電車に座ることが出来たのはラッキーだった)
  • 帰宅後:1時間(見たいテレビなどの時間を外して)
  • 布団の中で:1時間(必ずここまでやると決めて)
  • プラスα:隙間時間(通勤以外の移動時間、待ち時間など)
休日
  • 午前/午後:それぞれ2時間
  • 布団の中で:1時間

毎日の勉強は、とにかくルーティーン化してしまうことが大切だと思います。

また、どんな時でも必ずテキストをカバンに入れてました。少しの隙間時間でも勉強するためです。

今はスマホで全てのテキストが見られるので、当時の私のように大きなテキストを持って電車で広げてってことをしなくても大丈夫そう。

この部分は時代の進歩だと思いますので、隙間時間に有効活用することをお勧めします。

勉強方法

ユーキャンの教材のみで十分。ノートに纏めるなどする必要ないです。とても分かり易いので、とにかく繰り返し読みました。

必要最低限を覚えればいいというスタンスに、私はもの凄く共感出来ました。

開始からの6か月でテキスト10冊の添削課題を提出しましたが、最終課題はやらずに残しておきました。試験直前の対策として取っておきたかったからです。

テキストと過去問、どちらに重点を置いて勉強したかについては、進捗度合いによって異なるものの、おおよそ以下のように取り組みました。

テキスト/過去問の使い分け
  • テキストは、各科目の内容を理解するためのもの。最初のうちはテキストのみを使用して、まずは内容の理解に徹する
  • 過去問は、内容理解後にアウトプットを強化するためのもの。内容理解前に過去問の正誤で一喜一憂しても意味がない
  • 勉強開始当初では、テキストと過去問を併用しながらの学習はお勧めしない
  • 終盤は過去問を中心に、間違えた個所や不明点があればテキストを見返す

途中の辛い時期

テキストを一通り読み終え、添削課題を提出し終えた後、2サイクル目の復習に入った段階で目にした労基法のテキストを見て

まろん
まろん

はっ、まったく覚えてないじゃん。やばいよこれ。えー!!

大ショックを受けました。それはもう絶望的なほど。

労基法だけでなく、安衛法も労災法も・・・全部そんな調子で覚えてない。一体今まで何を学んできたのかと。

これは、私だからなのか、社労士勉強あるあるなのか分かりませんが、本当にショックだったので、素直に挫折しそうになったことをお伝えしておきます。

工程に復習の期間を入れて、試験本番まで余裕を取っておいてよかったですが、この復習期間で2サイクル、3サイクル、4サイクル・・・と繰り返しテキストを読み返しました。

覚えてないとはいえ一度勉強した部分なので、何度も繰り返すうちに「あっ、そうだった」という感じで理解が深まっていきます。

重要なことなので繰り返します。2サイクル目でテキストを読み返したときに、ちっとも覚えてないことでショック状態になりますが、これを何とか乗り越えましょう。

模擬試験

ユーキャンから4月ごろ、直前対策ということで「全国統一直前模擬試験」のお誘いがあります。

これは極めて重要ですので、費用は別途発生しますが、ぜひ申し込むことをお勧めします。

私が模試を受けた際の印象は、以下のとおりです。

模試の重要性
  • 試験の時間配分をイメージできる
  • トイレが我慢できないとか、想定外のことに気がつく
  • どのような人が受験するのかが分かる(私の時はユーキャン会場(高田馬場)だった)

社労士試験の時間は、午前の選択式が10:30~11:50(80分)、午後の択一式が13:20~16:50(210分)と長丁場。特に午後は3時間以上です。

私は模試の午後終盤に、トイレを我慢するのが非常に辛く、でも途中にトイレに立つのもイヤだ、どうしよう、となりました。

「お昼にお茶を飲みすぎちゃダメ」なんてことに気がつくという、笑い話みたいな経験をしました。

模試は、自分自身のその時点での実力が分かることが最も重要ですが、それ以外のところでも何か些細な気づきがあるかもしれません。

実際の試験前に、このような長丁場を経験しておくことは、とても重要だと思います。

その他、ためになったこと

社労士の勉強を始める直前に「第一種衛生管理者」を受験して合格しました。

衛生管理者もユーキャンで勉強して、実にあっさりと合格したという成功体験を、私は持っていました。

衛生管理者と社労士とは、難易度が比較にならないですが、ユーキャンの取り組み方を理解していたことは大きかったと思います。

ちなみに衛生管理者は国家資格で、50名以上の事業所であれば設置しなければならないというのは、社労士の試験範囲である労働安全衛生法で学習します。

取っておいて損のない、いやむしろ必要な資格であると言えますので、社労士を勉強する前に衛生管理者資格を取得しておくことをお勧めします。

まとめ

社労士の資格は、中途半端では到底合格できない難関資格の1つであり、社会的ニーズも高い資格です。

これを取ろうと思われる方は、上昇志向の高い方や会社でもそれ相応の方だと思います。そうでなければ、こんな難しい資格を取ろうなんて思わないはずです。

私は何とか1度の受験で合格することが出来ましたが、模試も本番も、点数的にはボーダーに近いレベルで、上手く噛み合った結果です。

でも「本気でやってんだ」という強い気持ちと、「時間は待ってくれない」という転職市場の動向から、鬼気迫る思いで取り組んだことも事実です。

まずは気持ちで負けないように、テキストを信じて、合格することを思い描きながら取り組むのが良いと思います。

陰ながら応援しています!

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