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社労士資格を取るのにおすすめの通信講座は?6社の評判比較結果

社労士

社労士の資格を取りたいけど、通信講座を選ぶならばどこがおすすめなの、いっぱいあり過ぎて分からない、誰か教えて、など思っていませんか?

この先をお読みいただければ、そのような思いをされている方の判断に役立つと思います。

Web上で見られる他の比較記事の中には、通信講座各社による思惑が入っているものもありますが、ここでは社労士試験に合格している私の視点のみで忖度なしの内容をお伝えします。

私は「社労士」資格を取得している人事担当者です。

講座選びに悩まれている皆さんが、お気に入りの通信講座を見つけられるようならば嬉しいです。

自分が資格を取得した未来をイメージしながら、前を向いて進んでいきましょう!

通信講座6社の比較

まずは簡単な比較表からご覧ください。

会社名複数
コース
講座名料金(税込)
ユーキャンなし社会保険労務士講座79,000円
フォーサイトありバリューセット1(基礎+過去問講座)
バリューセット2(基礎+過去問+直前対策講座)
バリューセット3(基礎+過去問+直前対策+過去問一問一答演習)
78,800円
110,800円
121,800円
アガルートあり基礎講義&総合講義
入門総合カリキュラム/フル
入門総合カリキュラム/ライト
演習総合カリキュラム/フル
演習総合カリキュラム/ライト
87,780円
176,220円
136,620円
166,320円
116,820円
クレアールあり2023年目標 一発ストレート合格パーフェクトコース Web通信
2023・24年目標一発ストレート合格セーフティコース WEB
2023年目標【全科目先行学習型】一発合格ストレート15カ月Aコース WEB
2023・24目標【全科目先行学習型】一発合格ストレート15カ月セーフティAコース WEB
2023年目標【社会科目先行学習型】一発合格ストレート15カ月Bコース WEB
2023・24目標【社会科目先行学習型】一発合格ストレート15カ月セーフティBコース WEB
2023年目標中級パーフェクトコース WEB通信 限定特典付
2023・24年目標中級セーフティコース WEB通信 限定特典付
2023年目標中上級W受講パーフェクトコース WEB通信 限定特典付
2023・24年目標中上級W受講セーフティコース WEB通信 限定特典付
2023年目標上級パーフェクトコース WEB通信 限定特典付
2023年目標上級スタンダードコース WEB通信 限定特典付
72,960円
94,240円
88,920 円
106,400 円
83,980 円
105,260 円
73,800円
94,500円
84,150円
104,850円
71,100円
57,600円
スタディングあり社労士合格コース ベーシック[2023年合格目標]WEBテキスト付
社労士合格コース スタンダード[2023年合格目標]WEBテキスト付(2023年版リリースキャンペーン)
社労士合格コース フル[2023年合格目標]WEBテキスト付(2023年版リリースキャンペーン)
46,800円
54,300円
63,800円
キャリカレなし社会保険労務士合格指導講座64,900円
※ クレアールの料金はすべて2022年8月限定のキャンペーン価格。

このように社労士の通信講座は、おおよそ5~20万円程度の費用が掛かることを、まずはご理解ください。

また、通信講座各社ホームページの「合格体験談」は、各社の編集が入っていますので、悪くは書かれない傾向があります。

それよりは、今勉強している方々のリアルなTwitterの方が参考になると思いますので、ツイートを掻い摘んで掲載します。

では、各社の内容を見ていきます。

ユーキャン

もっとも有名な通信講座の会社と言えばこれ。

勉強のスタイルは昔ながらの赤ペン先生方式。添削課題を郵送で提出すると、赤ペンでチェックが入り返送されてくる、というものです。

配布される教材
  • メインテキスト:10冊
  • 副教材:過去問攻略集2冊、テーマ別実戦問題集2冊、添削課題集、ガイドブック
オプション
  • 社会保険労務士試験対策 全国統一直前模擬試験の詳細:費用未掲載
  • 社会保険労務士(社労士)試験 解答速報:費用未掲載
良いところ
  • 業界最大手の安心感がある
  • 受講生の約82%が初学者という敷居の低さ
  • テキストが分かり易い
  • 添削課題を郵送するという行動で達成感を得られる
  • 教育訓練給付金を活用できる
イマイチ
  • 講座が1種類でメニューの選択肢がない
  • テキストが大きく持ち運びに不便 → 2023年版からA5サイズに変更されました
  • Web動画への対応が進んでおらず、昔っぽさが残る → 2023年版からメインテキスト10冊分の動画講義が用意されました

業界最大手で講座のコースが1種類。選択の余地がないところが返って、初めて学ぶには入りやすいということでしょう。それは受講生のうち初学者が82%というところからも伺えます。

教育訓練給付金を活用できるのも良いところです。

ユーキャンではWeb動画が他社より進んでいない点がデメリットでしたが、2023年度版から改善リニューアルされました。

メインテキスト10冊分の動画は1本あたり5~6分程度。WEBテストも実装されたので、スキマ時間にサクサク視聴可能となり、知識の確認が可能です。

もともとテキストには定評があったので、これで鬼に金棒となりました。

私もユーキャンの通信講座で社労士資格を取得しましたが、今の時代の教材が羨ましいです。

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Twitterでは肯定的なご意見が多い印象です。

フォーサイト

社会保険労務士

高い合格率と充実の教材を売りにしているのがフォーサイトです。複数のコース・費用設定が用意されています。

配布される教材
  • 基礎講座:テキスト10冊
  • 過去問講座:問題集 10冊、模擬試験、予想問題集、演習ノート
  • 直前対策講座:テキスト5冊(バリューセット1には含まず)
  • 過去問 一問一答演習【eラーニング内】:(バリューセット3のみ)
  • eラーニング ManaBun(講義動画/音声、デジタルテキスト、学習スケジュール、eライブスタディ、過去問 再現演習(五肢択一式)、チェックテスト、確認テスト、訂正情報、合格カード、用語集、質問箱)
  • 補足資料・副教材(受講ガイド、戦略立案編、合格必勝編、入門講座 テキスト、労働経済白書のポイント、厚生労働白書のポイント、法改正情報、合格カード、社会保険労務士マンガ、合格体験記)
  • 無償質問回数15回(バリューセット1は10回)
オプション
  • バリューセット3通常セット + DVDオプション:133,800円
良いところ
  • テキストがフルカラー
  • ライブ配信講義を採用している
  • バーチャル講師の動画で飽きさせない
  • 講座のコースにより全額返金保証制度がある
  • 教育訓練給付金を活用できる(ただしバリューセット3は対象外)
イマイチ
  • 講座が複数あるため、慎重に選択する必要がある
  • 合格率29.4%という表現は過大評価
  • 年配の方には馴染めない部分がありそう

様々な工夫が施されており、その割に価格も良心的です。

バリューセット3のコースでは、全額返金保証が用意されていますので、そちらを選択するのもありかと思います。

教育訓練給付金を活用できるのも良いところですが、これはバリューセット3が対象外となります。十分にご注意ください。

合格率は29.4%で全国平均の合格率の3.72倍とのことですが、鵜呑みにしない方が賢明。アンケートに回答しない不合格者が除かれた受講生のアンケート結果のはずですから、合格率が高くなるのは当然だと思います。3割が資格を取れると勘違いしそうですので、注意をしてください。

それはさておき、充実した教材と、講座をダウンロードしていつでもどこでも講義が見られる便利から、学習をスムーズに進めることが出来るのは間違いないでしょう。

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Twitterの反応はこんな感じで、仲間同士のツイートが多いです。

アガルート

アガルートアカデミー

難関資格の講座を数多く扱うアガルート。複数のコース・費用設定が用意され、好みに応じた選択が可能となっています。

配布される教材
  • 基礎講座:テキスト2冊(演習総合カリキュラムには含まず)
  • 総合講座:テキスト10冊、肢別過去問集10冊、令和4年過去問集1冊
  • 選択式集中特訓講座:テキスト1冊(入門総合カリキュラム/フルと演習総合カリキュラム/フルに含む)
  • 科目横断整理講座:テキスト1冊(基礎講義&総合講義には含まず)
  • 法改正対策講座:テキスト1冊(基礎講義&総合講義には含まず)
  • 過去問マスター答練:テキスト1冊(入門総合カリキュラム/フルと演習総合カリキュラム/フルに含む)
  • 実力確認答練:問題冊子8冊、解答用紙8枚、解答解説冊子1冊(入門総合カリキュラム/フルと演習総合カリキュラム/フルに含む)
  • 白書対策講座:テキスト1冊(基礎講義&総合講義には含まず)
  • 模擬試験:問題冊子2冊、解答用紙2枚、解答解説冊子1冊(基礎講義&総合講義には含まず)
オプション
  • 定期カウンセリング:110,000円(入門総合カリキュラム限定)
  • 直前対策パック:76,780円
  • 白書対策講座:16,280円
  • 法改正対策講座:16,280円
  • 科目横断整理講座:16,280円
  • 選択式集中特訓講座:12,980円
  • 実力確認答練:32,780円
  • 模擬試験:8,800円
良いところ
  • テキストがフルカラー
  • 講義動画がオンライン配信
  • 定期カウンセリングによる個別フォロー
  • 他社からの乗換など割引制度がある
イマイチ
  • 費用が割高
  • 教育訓練給付金を活用できない
  • 講座が複数あり料金が大きく異なるため、慎重に選択する必要がある
  • 合格率25%という表現は過大評価

アガルートの講義はオンライン配信で完結します。基本、動画で受講したいという方には向いているでしょう。

また、フォロー体制が行き届いており、質問回数も無制限。かなり充実した内容です。

その分どうしても割高になることは否めないのかなというところでしょう。ただし、オンライン完結なのに通学スクールなみの手厚いサポートですから、これには納得が出来ます。

合格率に関しては、フォーサイトと同様に鵜呑みにしない方が賢明です。

注意したい点としては、教育訓練給付金が使えないところ。これを念頭に入れている方は多いと思いますので、ご承知おきください。

その替わりといいますか、携帯キャリアのような他社乗換割引や、合格者には全額返金など、一風変わった制度がありますので、参照されるとよいかもしれません。

2015年に開校した後発の通信講座ならではの徹底的に合理化された特徴は、難関資格を突破する学習環境が整っていると言えます。

アガルートについてもっと詳しく知りたい方は、以下をご参照ください。

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評判に関しては、以下のツイートがあります。

クレアール

クレアールは資格受験指導歴53年。全体の開設講座数は12講座と少ないですが、その分、専門性に特化した通信講座です。

配布される教材
  • 完全合格テキスト2022(全10冊)
  • 分野別完全過去問題集2022(全8冊)
  • 横断整理テキスト2022・問題、解答・解説
  • 完全合格テキスト(全10冊)
  • 分野別完全過去問題集(全8冊)
  • 横断整理講義テキスト・問題、解答・解説冊子
  • 法改正対策講義テキスト
  • コンプリーションノート(全3冊)
  • セルフチェックノート(1冊)
  • 白書対策講義テキスト
  • 公開模試
オプション
  • DVD:20,000円~37,000円
  • 答練資料:10,000円~24,000円
  • 給与検定2級パック付:オプションという訳ではないですが、社労士資格に+αで学ぶことが可能(興味のある方はクレアールHPご参照ください)
良いところ
  • 非常識合格法という独自のノウハウがある
  • 完全Web通信に特化
  • 質問回数が無制限のサポート体制
  • 複数コースがあり、自身の状況に応じた選択が可能
  • 教育訓練給付金を活用できる
イマイチ
  • 割引価格でなければ高額で、パッと見だけだと費用がいくらかかるか分からない
  • 講座が複数あり料金が大きく異なるため、慎重に選択する必要がある
  • 看板講師はキャリカレの講師でもある

他社との差別化という意味では、非常識合格法でしょう。「やるべきところ」と「やるべきでないところ」を明確にして、合格できる最低ラインを覚えようというコンセプトは、日常的に忙しく勉強時間が取りづらいという人にとっては共感できるかもしれません。

教育訓練給付金を活用できるのも良いところです。

イマイチな点は「よく分からない」ところ。申し込み時によって費用が異なりますし、そもそも公式サイトが分かりづらく、費用やコース内容を理解するのに苦労すると思います。

しかし、それは様々な対象者を想定した複数のコース設定のため。クレアールならではのきめ細かさは、自身の状況に応じた講座選択を可能にするでしょう。

クレアールについてもっと詳しく知りたい方は、以下をご参照ください。

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評判に関しては、以下のツイートを載せます。

スタディング

社会保険労務士

ITを活用した革新的な学習システムで頭角を現しているのがスタディングです。

配布される教材(なし、教材自体がオプション)
  • 労働基準法(2冊)
  • 労働安全衛生法(1冊)
  • 労災保険法(2冊)
  • 雇用保険法(2冊)
  • 労働保険料徴収法(1冊)
  • 労働一般常識(2冊)
  • 健康保険法(3冊)
  • 国民年金法(3冊)
  • 厚生年金保険法(3冊)
  • 社会保険に関する一般常識(1冊)
オプション
  • 2023年度版 基本講座 テキスト(冊子版):28,600円
  • 社労士直前答練・模試コース[2022年合格目標]:22,000円(ただし社労士合格コース スタンダードおよび社労士合格コース フルにはあらかじめ含まれる)
  • 社労士 入門コース[2023年合格目標]:15,000円(ただし社労士合格コース フルにはあらかじめ含まれる)
  • Q&Aチケット:1,500円/枚、7,000円/5枚(ただし社労士合格コース フルにはあらかじめ30枚含まれる)
良いところ
  • リーズナブルな価格設定
  • 動画や音声で学習できるオンライン教材
  • 過去問50年分のエビデンスからボリュームを絞った内容
  • 3種類のコース区分が明確なので、選択しやすい
  • 無料お試しが出来る
イマイチ
  • 印刷・製本された冊子テキストがない(オプション扱い)
  • 教育訓練給付金を活用できない
  • 年配の方には目がツライかも
  • 質問対応がオプション扱い

スタディングでは、ITを活用した、革新的な学習システム・運営システムを開発した結果、運営コストを大幅に削減することができたとのことです。

実際に学習は基本スマホ。今の時代を捉えた後発組ならではの講座で、いつでもどこでも学習できるのは、他社との差別化という意味でも大きな強みと言えます。

でも、移動時間や隙間時間にスマホ学習は最適ですが、紙ベースのテキストがないため、自宅で学習する際にはタブレットを持っている方がやり易いでしょう。

そうではない場合は、日中ならばともかく夜では目が疲れるかもしれません。

教育訓練給付金は使えません

歴史が浅い分、斬新的な講座設定に舵を切って行けるのは、新興通信講座ならではの強みです。新しい勉強スタイルで取り組みたい人は、スタディング1択かもしれません。

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社会保険労務士

評判に関しては以下を参考にしてください。ツイートが少なめです。

キャリカレ

最も費用が安いのがキャリカレです。

良いところ
  • 業界最安値
  • 学習の範囲を厳選し、集中・集約した教材
  • 映像講義でラクラク学べる
  • 不合格の場合は全額返金
イマイチ
  • 講座が1種類でメニューの選択肢がない
  • 教育訓練給付金を活用できない
  • 監修講師がクレアールの講師でもある

キャリカレは、とにかくシンプルに「選択」「集中」「集約」して省力化という方向性で、それが業界最安値の費用につながっていると思われます。

短期間で一気に勉強してしまいたいという人に向いていると思います。

ただ、監修講師の北村庄吾先生はクレアールの講師でもあり、そういう掛け持ちってどうなんだろうって思ってしまうのは私だけでしょうか。

教育訓練給付金は使えません。これを念頭に入れている方は多いと思いますので、ご承知おきください。

とにかく費用をかけずに安く済ませたいという方は、キャリカレが良いと思います。

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評判に関しては、以下のツイートがありました。

まとめ

いかがでしたでしょうか。

どの講座もそれぞれ特徴があり、良いところやイマイチなところがありますが、思い悩み決めることが出来ずに、時間が経過してしまうのがもったいないと思います。

上記の参考情報をもとに思い切って「これで行こう」と決めてしまいましょう

まずは申し込みを済ませて、手元に教材が届けば、頑張る気持ちが増してきます。百聞は一見に如かずです。

自分自身と、申し込んだ教材を信じて始めてください。応援しています!

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