前回「就活に資格は必要?人事担当が教える評価が上がる取りやすい資格3選」という記事で、TOEICとITパスポートの資格取得をすすめましたが、その続きです。
採用に携わる人事担当者がTOEICとITパスポートをすすめてたけど本当にそれでいいの、と思われたかもしれません。
この先をお読みいただければ、そのような思いをされている方々が客観的なデータを見ることで、納得して前向きに資格取得を目指す気持ちになれると思います。
私は「社労士」資格を取得している人事担当者です。
ここでは「TOEICとITパスポート」が世間的にどのように評価され、どの世代が目指している資格であるかの回答を示しています。
自分が資格を取得した未来をイメージしながら、前を向いて進んでいきましょう!
本当にTOEICとITパスポートでいいの?
前回の記事は、就活生を受け入れる会社側の意見として、TOEICとITパスポート(理系学生は基本情報技術者も)の資格取得をすすめたものでした。
今回は、世間の実態を図る客観的なデータとして、通信講座の最大手である生涯学習のユーキャンさんがまとめたアンケート結果を紹介いたします。
- 実施者:生涯学習のユーキャン
- 調査名:働き方と学び方に関する意識調査
- 調査対象:10代~50代の男女 591名
- 実施期間:2021年11月2日~8日
- 実施方法:インターネット調査
- 対象地域:一都三県
自分たちの世代が取得すべきだと思う資格
まずは下図をご覧ください。各世代ごとに自分たちが取得すべきだと思っている資格の上位5選です。
ここではZ世代(18~26歳)、ゆとり世代(27~35歳)、就職氷河期世代(36~51歳)と設定されているようですので、就活生は「Z世代」であると解釈してください。

これを見ると、Z世代はTOEICとITパスポートでワンツーフィニッシュとなっています。皆さんご自身でも、この2つの資格が必要であるという認識を持たれている方がとても多いという結果です。
なお、他の世代を見ると、取得すべきと思う資格は異なることが分かると思います。学生である皆さんが今、取得を目指すべき資格は、TOEICとITパスポートであることが良く分かる結果です。
※上図は以下リンクから抜粋しました → 【コロナ前から全体受講者は1.5倍増に】ユーキャンの武器になる資格2022、1位は簿記!コロナ禍での雇用や景気への不安が反映される結果に
武器になる資格
次に下図をご覧ください。コロナ禍で資格取得を目指す人が増加している中、武器になると思う資格を全世代に回答してもらった結果となっています。

これを見ると、TOEICが3位、ITパスポートが4位となっています。
全世代における回答なので、より広義な意味で必要と考えられる資格の順番となります。ここで3位と4位になるということは、どのような業種、キャリアであるかを問わず、TOEICやITパスポートは評価されるものであるということが証明されていると思います。
※上図は以下リンクから抜粋しました → 【コロナ前から全体受講者は1.5倍増に】ユーキャンの武器になる資格2022、1位は簿記!コロナ禍での雇用や景気への不安が反映される結果に
まとめ
いかがでしたでしょうか。
採用の現場である私の意見でTOEICとITパスポートを推奨しましたが、ユーキャンが行ったアンケート結果においても、TOEICとITパスポートは価値の高い資格であることがお判りいただけたと思います。
TOEIC、ITパスポートともに、就活の準備を万全に進めるため、早めに対策した方が良いでしょう。
応援しています!
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